今日は、ガンが日本人に増えている事実にクローズアップしてみたいと思います。
2015年に、WHO国際ガン研究機関が、
加工肉を一日50gたべると、
大腸ガンになる確率が18%アップする
というニュースが、アメリカのワシントンポスト紙や、USトゥデイに大きく取り上げられるほど、
全世界に衝撃を与えました。
そのWHO国際ガン研究機関は、発ガン性リスク一覧を発表しました。
その中で、
加工肉や畜肉はガン発症リスクでどのような位置かというと、
ハム、ソーセージ、ベーコンなどの加工肉は、
タバコ、アスベストと同じ最も強い発ガン性を示すグループ1に
入っています。
畜肉( 牛、豚、鶏など)は、グループ2です。
ではなぜ?
ガンの発症に 肉が関係があるのでしょう?
塩漬け、燻製など肉の加工方法によってニトロソ化合物などの
発ガン性物質が形成されます。
また、
焼く、揚げるなど高温でお肉を調理した場合もヘテロサイクリックアミンなどの
発ガン性物質がつくられるのです。
では、その事実を知った上で 私達はどうしていけばよいのでしょうか?
ガン予防の14か条を 米国ガン研究財団が、2007年に公表しています。
それは、以下のとおりです。
1 野菜や果物、豆類、精製度の低いデンプン質などの主食食品が豊富な食事をする。
2 BMI(体重kg÷身長m÷身長m)を、18.5〜25に維持し、成人期の体重増加は5kg未満にする。
3 1日1時間の速歩を行い、1週間に合計1時間は強度の強い運動を行う。
41日、400〜800gの野菜や果物を食べる。
5 1日に、600〜800gの穀類、豆類、芋類、バナナなどを食べる。
6 飲酒は勧められない。飲むなら、1日男性は2杯(日本酒1合) 女性は1杯以下。
7 畜肉(レッドミート)を1日80g以下に抑える。
8 動物性脂肪を控え、植物油を使用して総エネルギーの15〜30%の範囲に抑える。
9 塩分は1日6g以下。調味に香辛料やハーブを使用し、減塩の工夫をする。(酢の使用もよい)
10 常温で長時間保存したり、かびがはえた食べ物は食べないようにする。
11 腐敗しやすい食べ物の保存は、冷蔵庫で冷凍か冷却する。
12 添加物、汚染物質、その他の残留物は、適切な規制下では特に心配はいらない。
13 黒こげの食べ物を避け、直火焼きの肉や魚、塩干燻製食品は控える。
14 栄養補助食品は、この勧告を守れば、あえてとる必要はなく、ガン予防にも役立たない。
このように、14項目のうち5項目に、
植物性食品の推奨と、
3項目で、肉類の制限を記しています。
(日本ベジタリアン協会、垣本充氏 21世紀の食スタイル.ビーガンの記事
ガンと菜食 肉食のデメリットより)
今日は、肉食とガンの関係について
上記より記させていただきました。
参考になれば、幸いです(^^)